2012年12月20日木曜日

冬期閉室のお知らせ

児童文化研究センターは
12月25日(火)より1月4日(金)まで閉室いたします。

ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。

皆さまよいお年をお迎えください。

2012年12月6日木曜日

アドヴェントの集い

今年も「アドヴェントの集い」が行われました。
聖歌隊による合唱と、神父様のお話の後、ヒマラヤ杉のツリーがライトアップされました。
昨年もそうでしたが、ツリーが点灯しますと、クリスマス時期の訪れを感じます。


↑今年もエコキャンドルがきれいでした。

 
日に日に冷え込みが強くなってきております。
後期もあと少しですが、体調に気をつけてがんばりましょう!
 

2012年11月28日水曜日

遠藤周作『黄色い人』のエピグラフの出典について


遠藤周作の『黄色い人』は、エピグラフとして二つの文章がかかげられ、一つは「(童話より)」、もう一つは「(黙示録)」となっています。この前者すなわち「神さまは宇宙に」と始まる文章は、児童文学の雑誌『赤い鳥』第1巻第1号に掲載されている、丹野てい子の文章(P.51)に似ていることがわかりました。一部に文章の異同があるものの、出典であるといってよい程度に内容が似ています。この小品は、同誌の目次における表記も、「(童話)」となっていることから、「(童話より)」という記述とも一致しています。
 
このエピグラフの出典について最初に質問をいただいたのは、2002年に白百合女子大学大学院文学研究科言語・文学専攻において博士号を取得された李平春さん(博士論文「遠藤周作文学の〈神〉像―〈父なる神〉から〈愛の神〉へ」)でした。しかし、当時は、わたしに回答できる知識がなく、不明の旨の返答をしたのでした。その後、その問いが気になっていたことが、今回の気づきにつながったので、ここに李平春さんに感謝したいと思います。
 
この事実は、約2年前に判明していたのですが、適当な発表の場がなかったため、この度、児童文化研究センターのブログにおいて公表することとしたものです。浅学ゆえ、あるいは研究者間では既知の事柄であるのかもしれません。その場合は、恐縮ですが、関連する情報と併せてご教示をいただければ幸いに存じます。
 
なお、このテーマについての詳細な研究は、昭和女子大学日本語日本文学科の笛木美佳先生のグループおよび白百合女子大学国語国文学科助教(2011年度末退職)の加藤憲子さんによって進められています。
 
このテーマは、遠藤周作研究と児童文学研究の共同作業によって行なわれるべきものかと思います。それぞれが知見を提供し合うことで、より研究が進展することを願っています。
 
 
(白百合女子大学児童文化研究センター前所長・石井直人)

2012年11月20日火曜日

☆日本児童文学学会創立50周年記念論文☆

日本児童文学学会が創立50周年を記念し、募集した論文の中から、当センター研究員2名の応募論文が佳作となりました!!

日本児童文学学会創立50周年記念論文の結果は以下の通りです☆
・入選作   なし
・佳作 2編


鈴木宏枝氏(白百合女子大学児童文化研究センター研究員)
「イギリスファンタジーにおけるポストコロニアリズムの問いかけ

 ―サバルタンとしての借り暮らしの小人―」

沢崎友美氏(白百合女子大学児童文化研究センター研究員)
「原発問題に挑む児童文学から<物語の力>を探る 
 ―たつみや章『夜の神話』を中心に―」

表彰式は10月27日千葉大学で開催された日本児童文学学会第51回研究大会(創立50周年記念大会)の総会に先立ち行われました。

お二人よりコメントを頂きましたので、掲載いたします!


-------
「ポストコロニアリズムの勉強をしている最中に寄り道をして書いた論文を評価いただき、大変うれしく、また、これからの励みにしたいと思います。研究への示唆をいただきました先生方に、心より御礼申し上げます。」

鈴木宏枝



「昨年の震災の際、真っ先に思い出したのは、子どもの頃に読んだ『夜の神話』のことでした。「今」書かねば! と、手前勝手な使命感にかられて仕上げた論文です。問題を考えるための、ひとつの足場を作れれば、と思いました。」

沢崎友美

2012年11月8日木曜日

ちいさい秋みつけた

学内の木々も色づきはじめ、寒さが身にしみるようになって参りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

秋になるとつい口ずさんでしまうあの童謡、「ちいさい秋みつけた」の作詩は、歌謡曲「悲しくてやりきれない」「リンゴの唄」などの作詩でも有名な、故サトウハチロー氏です。

サトウ氏は、詩だけでなく、ユーモア小説や少年少女小説も数多く執筆されており、当大学の図書館にもたくさんの著書がおさめられているようです。

読書の秋に、一度お読みになってみてはいかがでしょうか★

2012年10月25日木曜日

閉室のお知らせ

もうすぐハロウィンですね!
子ども向けの仮装グッズや、お菓子など、街中がオレンジ色黒色の
ハロウィンカラーで華やかになってきております。

さて、児童文化研究センターからのお知らせです。

当センターは、10月26日(金)、29日(月)を閉室とさせていただきます。

ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。

よろしくお願い致します。

2012年10月17日水曜日

写真☆

金木犀の香りを感じるようになりましたが
皆さまいかがお過ごしですか。
 
下記の写真は、助手Sの最寄り駅に出没するネコです。
学内周辺で見かけるマヨではありません。
 
 
 
先日センターで、戸棚を整理していたら
昔の写真が出てきました。

大学院の謝恩会の懐かしい写真を見ながら
思い出話や昔語りをしたわけですが
残念ながら写真が一枚もない年もあり、ちょっと残念な気持ちに。

そこで、OG・OBの皆さまにお願いです。
謝恩会など、院生の皆さまが一同に会している
お写真がございましたら
一部センターにお分けいただけないでしょうか?
 
いただいて、どうこうということはないのですが
何となく、在席されていた皆さまのお写真があったら
ちょっと楽しいかな、と思った次第です。
 
データで構いません。
皆さまのお手元に残っている思い出を
センターにも少し分けていただければ嬉しいです☆

2012年10月4日木曜日

センタープロジェクト活動中!!

児童文化研究センターでは、
センター構成員の研究を支援する目的で、研究プロジェクトを行っており、
今年度は三つのプロジェクトが活動しています☆

写真は昨日行われた【英米児童文学研究会】の様子です!

【英米児童文学研究会】は、近年の児童文学研究について、
研究書の精読を通して知識を深め、
それぞれの研究に活用していくことを目標にしている研究プロジェクトです。

今年度は月一回児童文化研究センターに集まり、
Kimberley ReynoldsのChildren's Literature(2011)を輪読し、検討しています。

参加メンバーは大学院OGが多く、現役院生はなんとたった1人!

OGメンバーからは、
授業という学ぶ場を失った身にとって、
この研究会が非常に新鮮で刺激的であるという嬉しいコメントを頂きました(*^^*)
 
院生メンバーにとっても、
大先輩たちと研究の場を共にし、
意見交換を行う良い機会になっているとの事です☆

興味のある構成員の方は、ぜひセンターまでお問合せください☆★


2012年9月27日木曜日

センター開室のご挨拶

ご無沙汰しております!
夏休みも終わり、センターが開室いたしました。
後期もどうぞよろしくお願いいたします。
ここ数日でめっきり涼しく、すごしやすくなってまいりましたが、皆さま体調など崩されていらっしゃいませんでしょうか?
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。

夏休みに読んで面白かった本などがあれば是非お教えください。
皆さまにいただいた、国際色豊かなたくさんの美味しいお菓子とともに、お待ちしております!

きらきらと輝いています!そして、まだまだあります!

2012年7月31日火曜日

夏期閉室のお知らせ

児童文化研究センターは、8月1日(水)から9月19日(水)まで夏期休暇期間として閉室いたします。
ご不便おかけいたしますが、何卒ご了承くださいませ。
皆さま、どうぞ良い夏休みをお過ごしください!

2012年7月30日月曜日

☆構成員研究発表会 終了報告☆

2012年7月25日(水) 15:00~17:00に構成員研究発表会が行われました。

主に大学院生、研究生の方々が参加してくださいました。
発表テーマは偶然にも、フランス、日本、韓国の思春期文学、YA(ヤングアダルト)でしたが、
取り上げられていた作品はもちろん、
アプローチ方法も多種多様で、とても興味深かったです!

発表者の方がそれぞれ、詳細なレジュメで説明をしたり、画像・映像を使用したりなど、
わかりやすくするために工夫されていました。

質疑応答も活発に意見が飛び交い、
特に修士1・2年生にとって良い刺激になったのではないでしょうか!?

発表してくださった博士の方々、お疲れ様でした。

そして、発表会の後に茶話会を行い、
こちらにもたくさんの方が参加してくださいました。
おいしいお菓子とお茶をいただきつつ、発表や研究について忌憚なくお話できました。

 
来年度も引き続き、構成員研究発表会を開催する予定です!
今回、見逃してしまった方は、ぜひ来年度お越し下さいませ。

2012年7月27日金曜日

研究室訪問

先週、今週と立て続けに大学院受験志望の方が訪問されました!

我々スタッフが大学院のOGということもあり、
受験勉強についての簡単な相談や
院生生活について、お話しさせていただいてます。
…とはいっても雑談に近いのですが。

それでも、入学してからの雰囲気などは
なんとなくお伝えできていると思います。

お見えになった方は、それぞれ、ご自身の大学で
児童文学に関する卒論を執筆中とのこと。
本専攻で幅広いジャンルの研究ができることに
驚かれていたようです。

そうなんです!
本大学院児童文学専攻は
多種多様な研究ができるのです。
児童文学・文化はもちろんのこと、
アニメやライトノベルなどのサブ・カルチャーなども
研究しています。

いい論文を書き上げ、入試を突破し、
ぜひとも白百合の門をくぐってほしいです☆


大学院研究室訪問は入試・広報課で受け付けております。
本専攻志望の方は是非!


2012年7月25日水曜日

構成員研究発表会 ※終了いたしました


この講演会は大盛況のうちに終了いたしました。

ご来場、誠にありがとうございました。



第47回研究会が決定いたしました。

当大学院、博士課程に在席する院生による研究発表会を開催いたします。


2012年7月25日(水) 15:00~17:00
白百合女子大学 1018教室

15:10~
「思春期文学において都市を舞台にすることの意味
    ―「田舎の若者」を描く1970年代フランス思春期文学の反例から―」

15:45~
「不安がもたらす安らぎ―桜庭一樹作品から見る日本YAの一形態―」

16:20~
「韓国のヤングアダルト文学に関する考察」


この研究会は、院生、構成員等、学内関係者はどなたでもご参加いただけます。
事前のお申し込みは不要です。
研究会後、17時から18時半まで茶話会を予定しております。 

2012年6月21日木曜日

☆ウィリー・ヴァンドゥワラ氏講演会 終了報告☆

2012年5月26日(土)に、ヴァンドゥワラ氏講演会が行われました。
土曜日に開催しましたので、平日には来られない方々や、
遠方からお越しの方もいらっしゃいました。

日本におけるメーテルリンク文学の受容についてお話くださったのですが、
そもそもヴァンドゥワラ先生とのご縁は、
当センターの冨田文庫に「青い鳥」関連資料が所蔵されていたことから始まります。
ヴァンドゥワラ先生は、その資料を研究のために閲覧されました。
それをきっかけに、ちょうどベルギーのゲント市で行われた、
メーテルリンク生誕150周年・ノーベル文学賞受賞100周年記念の展覧会
の展示用に、当センターの資料を貸し出しすることになりました。
下の画像は、展覧会の模様です。
(画像はヴァンドゥワラ先生に頂いたものです)

建物の外観です。

センター所蔵「青い鳥」関連資料の展示風景です。

冨田博之先生の収集された「青い鳥」関連資料がきっかけで、
ヴァンドゥワラ先生と親交を深めることができました。
さらに、海を越えてベルギーにて展示資料をお貸しすることができ、
センターのスタッフ一同、感慨深い思いでいっぱいです。

展覧会の図録は、センター内で所蔵しておりますので、
ご覧になりたい構成員の方は、お気軽にお声がけください。
フランス語版とオランダ語版があります。
画像を眺めるだけでも楽しいですよ♪

☆☆☆

以上のようなご縁から、今回の講演会が実現いたしました。

ヴァンドゥワラ先生は、流暢な日本語を話され、
専門的な質問にも即座にお答えになっていました。


メーテルリンクの歴史、日本での「青い鳥」の受容について
とても明快にお話しくださいました。

講演会後のお茶会でもにぎやかにご歓談なさっていました。

講演会の模様は7月の「センター報」にも載っていますので、
ご参照ください。

2012年6月14日木曜日

☆博士号学位記授与式☆

6月13日(水)、本学大学院文学研究科児童文学専攻において、
博士(文学)の学位を取得された
当センター研究員Nさんの学位記授与式が行われました!

今回の式は児童文学専攻のNさん以外にも、
言語・文学専攻の博士号を取られた方がいらっしゃり、
全員で3名の方に学位記が授与されました。
先生方をはじめ、ご家族の方や多くの後輩などが参加してくださり、
盛大な式となりました。

中でも、先生方の祝福(及び激励)スピーチは非常に印象的で、
これから博士論文執筆を目指す後輩達にも大きな励みとなったと思います!!

皆さまの益々のご活躍を、センター助手一同心よりお祈り申し上げます。

2012年5月28日月曜日

講演会終了!

先週は、講演会が2つ開催され、大忙しのセンターでした。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

そして、設営と撤収をお手伝いくださった
院生と構成員の皆さまもありがとうございました。

5月23日のレナード・マーカスさんの講演会は、
奇しくも5月8日に亡くなられたモーリス・センダックさんのお話でした。
学生さんも多数参加いただきましたが、一般の方にも
大勢お越しいただきました。
総勢200名超。
座席の数が本当にぎりぎりで
スタッフとしてはヒヤヒヤものでした。

マーカスさんの画像を用いてのお話は大変面白く、
灰島先生の通訳も分かりやすく、充実した講演でした。



講演会終了後、翻訳家の方々などと
軽食を召し上がりながら談笑されておられましたが
お話が尽きないようでした。

講演会のレポートは7月発行の『センター報』で!


2012年5月10日木曜日

ウィリー・ヴァンドゥワラ氏講演会!※終了いたしました



この講演会は大盛況のうちに終了いたしました。

ご来場、誠にありがとうございました。


第46回研究会が決定いたしました。

ベルギーの日本・中国研究者、ウィリー・ヴァンドゥワラ氏
をお招きし、講演会を開催いたします。      

「レナード・マーカス氏講演会」に引き続き、
皆さま、お誘い合わせの上、ぜひご参加くださいませ。

日時:2012年5月26日(土) 13:00~14:30
場所:白百合女子大学 3116教室(チャペル横 3号館1階)
※会場が3011教室から3116教室に変更になりました!
ご了承くださいませ。

講演題目:日本におけるメーテルリンク文学の受容について
講演者:WILLY F. VANDE WALLE氏 (ルーヴァン・カトリック大学教授)

※講演会は日本語で行います。
『青い鳥』で日本でも有名なメーテルリンク生誕150周年(2012)、メーテルリンクのノーベル賞受賞から100周年(2011)を記念して、ベルギーのゲント市で展覧会が行われました。児童文化研究センターがその調査及び準備に協力したことから、教授が来日されるこの機会に講演会が開催される運びとなりました。

ウィリー・ヴァンドゥワラ氏のプロフィールなど詳細については
児童文化研究センターホームページをご覧下さい。

学部生、院生、OG・OBの皆さま、ぜひぜひご参加ください。
(外部の方もご参加いただけます!)

※お席に限りがございますので、
参加希望の方は5月25日(金)までに
jido-bunあっとshirayuri.ac.jp
まで、ご連絡ください。
(お手数ですが、「あっと」を@に直してください)


※お席に余裕があれば当日参加も可能です。
その他お問い合わせは「児童文化研究センター」までお願い致します。

2012年5月8日火曜日

レナード・マーカス氏講演会!※終了いたしました。


この講演会は大盛況のうちに終了いたしました。

ご来場、誠にありがとうございました。


第45回児童文化研究センター研究会が決定いたしました。

アメリカの絵本研究者、レナード・マーカス氏

をお招きし、講演会を開催いたします。

皆さま、お誘い合わせの上、ぜひご参加くださいませ。

日時:2012年5月23日(水)
時間:10:30~12:00(2限)
場所:クララホール(11号館3階)
講演者:レナード・マーカス氏(絵本研究者)
講演題目:"Let the Wild Rumpus Start: Maurice Sendak as Storyteller and Psychologist."
通訳灰島かり氏(本学非常勤講師・翻訳家)
 白井澄子氏(児童文化学科教授)
コーディネータ :灰島かり氏(本学非常勤講師・翻訳家)

学部生、院生、OG・OBの皆さま、ぜひぜひご参加ください。
(外部の方もご参加いただけます!)

お席に限りがございますので、
参加希望の方は5月21日(月)までに
jido-bunあっとshirayuri.ac.jp
まで、ご連絡ください。
(お手数ですが、「あっと」を@に直してください)

※お席に余裕があれば当日参加も可能です。
その他お問い合わせは「児童文化研究センター」までお願い致します。

2012年4月26日木曜日

閉室のお知らせ

だんだんあったかくなってきましたね☆
皆様はお花見に行かれたでしょうか?


ところで、本校の近くにあるお弁当屋さんが近々閉店してしまうそうです!
学生さんや職員の方々も利用されており、ファンが多いお店でしたので
とっても残念です。

 ハラペコのくまさんも気のせいか残念そうですね。

後ろにあるのは構成員の方から、
おみやげに頂いたイギリスのハーブティーです。

また、5月1日(火)と2日(水)は休講にともない、
センターも閉室となります。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。




2012年4月20日金曜日

甚太、ブーケ感動、センキュウ!!!

タイトルの文、これはなんだと思いますか?
実は、児童文化研究センターのアナグラムです。
センターでは、ただいまアナグラムが大流行中!
助手たちが「じどうぶんかけんきゅうせんたー」という言葉をこねくりまわし、やっとひねり出したのがタイトルの謎の文でした。
おそらく甚太君にブーケをもらったのでしょうね。甚太君はなかなかいいやつのようですが、人名を使うのは本当は(センター的には)ルール違反です。
その他に、次点として、このようなものがありました。

「九千ブタ感動事件」(まぬけな感じがいいですが、伸ばし棒が足りませんね!残念!)
「どう?世間中時短気分かー?」(時短気分とはなんでしょう。作成者の助手によると、みんなが時間を節約した気になっていることだそうです。わけがわかりませんね。)
「んー時給?どうせ多分ケンカ」(時給のことでしょっちゅうケンカが起きているのでしょうね。そしてまた起きるのでしょうね。)

お昼休みごとに、白熱した戦いを繰り広げた結果、ホワイトボードがこんなことになってしまいました。



ご覧になりたい方は、是非センターにお立ち寄りください。
でも、センターに遊びに来ると、アナグラムにされてしまうかもしれませんよ。
すでに犠牲者が、院生の中にも数名・・・
これはどう?というのもどしどしお待ちしております!!!

2012年4月13日金曜日

藤井先生語りの会

本学非常勤講師の藤井いづみ先生が主催されている
「まめの木 本とおはなしの部屋」が、20周年を迎えられます。

20周年を記念して、語りと音楽の会が開催されます。
おはなしは、ファージョンの『エルシー・ピドック 夢でなわとびをする』です!

日時は2012年5月26日(土)・27日(日)の13:00から。

興味のある方は、この機会にぜひ!!
詳細は児童文化研究センター前掲示板をご覧くださいませ。



*写真はブログの内容と関係ありませんが、菜の花が見事だったので。

2012年4月6日金曜日

☆2012年度大学院ガイダンス☆

本日は、大学院ガイダンスが行われました!
当初は4月3日に行われる予定でしたが、天候不良のため本日に延期になり、院生の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。

本日はお天気もよく、桜満開の中、履修登録等の大学院生活に関する説明や、児童文化研究センターからのお知らせを致しました♪新入生の皆さまは履修要覧をよく読み、登録や申請書などのご提出は締め切り厳守でお願いいたします!
下の写真は学校西門裏の桜並木です。
今週から来週前半が見頃かと思われますので、皆さまお見逃しなく!

2012年3月29日木曜日

ガイダンス準備中!

冷たい風が吹いていますが、どんどん春めいてきました。

いよいよ、入学式ガイダンスの日が迫ってまいりました。

今日は、ガイダンスで配布するプリントなどを準備しました!


量が多いので、大きめのカバンを持ってくるとよいかも…。


新入生の皆様とお会いする日が楽しみです☆

2012年3月16日金曜日

学位記授与式

先日、学位記授与式が行われました。


厳かなムードで始まった式ですが、先生方が笑顔で修了者を激励するという、児童文学専攻らしい、和やかなムードで幕を閉じました。

修了生および、満期で出て行かれる博士の先輩方、本当におめでとうございました!

●○●

まもなく構成員の皆さまのお手元に、児童文化研究センター 研究論文集ⅩⅤ号が届きます。
どうぞ楽しみにお待ちください。

●○●

児童文化研究センターは3月19日(月)から3月23日(金)まで、春期閉室とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。
新学期もどうぞよろしくお願いいたします。

2012年3月9日金曜日

春よ来い。

先週は大雪、今週は雨、雨ですね。

1月は授業が終わり、2月は入試が続き、
3月に入り、学生さんの姿をめっきり見かけなくなり、
静かな学内で粛々と日常業務に励む日々です。

来週には、後期のほとんどを費やした論文集が納品され、
そして、学位記授与式が行われます。

それが終わると、一気に新年度モード突入となりますので、
今のうちに、たまった雑務を片付けておかねば。
(といっても不要な書類を捨てる、程度ですけど…)

センター構成員登録費の納入がお済みでない方は
どうぞお忘れなく~。




写真は、研究生のEさんにいただいた干菓子です。
ありがとうございます。
春らしく、かわいらしいので、しばらくは鑑賞用です♪



2012年2月29日水曜日

春の大雪


明日から3月だというのに、本日は大雪のため校内が白一色となりました。
緑の多い本校は雪が積もりやすく、枯れ木にもまるで白い葉が生茂っているようです。
後期の授業も終了し、学生さんがめったに登校しないため、講堂前の中庭には足跡一つない雪のじゅうたんができました♪
雪はやみましたが、これから地面が滑りやすくなりますので、皆さまどうぞお気をつけください。

2012年2月23日木曜日

センター内文庫のお掃除中!


 センターでは、今週いっぱい
三文庫(金平文庫・冨田文庫・光吉文庫)
のお掃除をしています。

 本を1冊ずつ拭き、並び順をチェックしたりなど、
学生の方々ががんばって作業をしてくださっています。

 また今回のお掃除は、面白い&貴重な本の存在に気付くきっかけにもなり、
今後も続けていきたい作業となりました!

2012年2月10日金曜日

【エッセイ】少女と血―アナザー・サイド

昨年私は、「少女と血」をテーマに研究ノート※1を発表したが、これは私がそれを書くに至るまでの道のりの(裏)話である。

 本が好きな自覚は幼い頃からあったが、自分が好きなのが“少女小説”であること、自分の興味が常に“少女”に向いていることには長らく気付かないままできた。自分が好きなものに名前がない状態。そもそも、自分の好んで読んでいるものに偏りがあることすらわかっていなかったのだ。言うなれば、視界いっぱいに花柄。フリルとレースとリボンが世界のすべて。『若草物語』と『赤毛のアン』と『アンネの日記』と『風と共に去りぬ』と江國香織と吉本ばななが好き。こういう読書歴の女性はたくさんいそうであるが、私はよくわからなかったのだ。書かれた国も時代も違うこれらの物語を何と呼んでいいのか。そして、前者の外国の作品と後者の日本の作家に繋がりがあるとは、到底思えなかった。

 ようやく、自分の好きなのが児童文学の中でも特に“少女小説”であることをきちんと認識したのは、大学3年生の時である。(それ以前にも、小さなヒントには無数に巡り合っていたのであろうが、すべてのピースがきちんと嵌ったと感じたのはこの時である。)突然に、世界は秩序立ち、視界いっぱいの花柄はひいて見ると花柄のワンピースであることがわかった。また、同じような花柄のワンピースが他にもあり、水玉柄、チェック柄のワンピースもあることを私は知っていく。そんなふうに私の世界を広げてくれた本の中の一冊が、J・グリスウォルドの『家なき子の物語―アメリカ古典児童文学にみる子供の成長』※2である。また、これはもう少し先の話であるが、斎藤美奈子の『L文学完全読本』※3を読んで、いわゆる“少女小説”と江國香織や吉本ばななといった現代の日本の作家が繋がる。江國香織や吉本ばななは、裏地は花柄なのだと思う。大人ぶってみせて、その実裏地は“少女小説”そのものの花柄。だから、私は好きなのだ。

 そして、私は『あしながおじさん』で卒論を書き、大学院へと進学する。だが、『あしながおじさん』を巡る探求は、あっさり挫折する。理由はたくさんあるのだが、おそらくこういうことなのだと思う。ものすごく大雑把に言うと、「あしながおじさんは、ジュディが大学を卒業してすぐ結婚しちゃうからダメだよね」という論調に負けたのだ。私には、それをひっくり返す何かを言えない気がした。また、“少女小説”を研究することで、『若草物語』のジョーほどに活発でも自立的でもない自分に絶えずダメだしをされている気分にもなっていた。自分の内向さは、むしろベスではないのか?あんなに心は清らかじゃないけど。じゃあ、死ぬしかないのか?ガーン!!!

 そんな私が、逃げ出した先が“嶽本野ばらいう名の隣村”であった。嶽本野ばらの作品は、デビュー当時から好きで読んでいたものの、どこかで私の話ではないことは感じていた。また、ロリータ服をみることは可愛くて大好きだったが、実際に手にとってみると「これは私の着る服じゃない」という強烈な違和感があった。嶽本野ばらの作品は、“少女”の物語ではなく“乙女”の物語。その自分を問われない感覚がよかったのだ。と言うわけで、修士論文は、ロリータ服を着ない私のロリータ論となった。

 そんな私が、“少女”とはじめてがっぷり四つで取り組んだのが、先に書いた「少女と血」である。白いワンピースの“少女”が血で汚されていく様を描きたかった。当初、私の頭の中にあったイメージは、恩田陸の『蛇行する川のほとり』の表紙の白いワンピースの“少女”たち。あるいは、90年代のCoccoの曲やPV、特に「Raining」のイメージであった。実際に書き始めてみると、当初のイメージとはだいぶ違うものになってしまったが、そこはご愛嬌ということで。ちなみに、第二弾は「破瓜の血」をテーマに、“少女”と家(制度)と性の重なり合いを書きたいと目論んでいるが、実現するかは不明である。
これからも私は、“少女”のまわりをぐるぐると回りながら、“少女小説”への愛と、ままならなかった自分の“少女時代”への憎しみに駆られて書き続けるつもりである。愛憎相半ば。それこそが“少女と血”。

(研究員、芝崎 こと恵)

※1 芝崎こと恵 「少女と血―現代少女小説における初潮・月経の描かれ方」『白百合女子大学児童文化研究センター研究論文集ⅩⅣ』 2011年
※2 J・グリスウォルド 『家なき子の物語―アメリカ古典児童文学にみる子供の成長』 阿吽社 1995年
※3 斎藤美奈子 『L文学完全読本』マガジンハウス 2002年

2012年2月7日火曜日

修論発表会!

本日は、児童文学専攻の修論発表会でした。

発表者はもちろん、準備から司会進行までこなしてくれた院生の皆さま
お疲れ様でした!

写真は、発表会後に行われた茶話会の一コマです。
教員・院生・構成員・助手が一堂に会することがあまりないので、
ここぞとばかりに研究の話やおしゃべりに盛り上がりました。

2012年1月24日火曜日

雪の日のお客さま

昨晩から今朝にかけて降った大雪の影響で、学内も白一色となりました。
午前中はまだまだ雪が残っていましたが、お日様が顔をだすにつれ、徐々に溶けはじめています。
写真は図書館前に作られていた雪だるまです。可愛いですね♪
暑いようでずいぶん汗をかいていましたが、どうか明日の朝まで溶けずに残っていられますように・・・!

2012年1月19日木曜日

赤い実 発見!

寒い毎日ですが、いかがおすごしでしょうか?

学内の木々も葉が落ちて寒そうです。

もうすぐ今年度の授業も終わり、一区切りつく時期となりました。

図書館の近くに咲いていたアセビの実です。

赤い実がかわいいですね。

2012年1月13日金曜日

ありがとうございました!

いつも学内を綺麗にしてくださっていた清掃の方が、去年いっぱいでおやめになるということで、昨日はセンターにて一緒にお昼ご飯を食べ、今までの感謝を伝えました。
毎日笑顔で元気をくださる、みんなのお母さんのようだったその方は、なんと勤続25年!
センターは2012年で20周年ですので、センターよりも先輩です。
本当に本当に、今までありがとうございました!そして、本当に本当に、お疲れ様でした!

2012年1月6日金曜日

仕事初め

皆さま、新年おめでとうございます。
本年も、児童文化研究センターをよろしくお願いいたします。


ちなみに、このお飾りは構成員Sさんの手作りです。
タツノオトシゴも粘土で作られたそうです。

1月中は飾っておりますので、来室の際はお見逃しなく!