2022年5月12日木曜日

プロジェクトってどんなもの?

間もなく、プロジェクトのメンバー公募が始まります。ここでは、プロジェクトとはどのようなものなのかを、改めてご紹介いたします。

 

センターのプロジェクトは、〈特定分野の研究を進め、構成員による研究活動の活性化を図る〉ことを目的としています。アイデア次第でさまざまなことができるプロジェクト制度ですが、これまでの活動では、次のようなタイプのプロジェクトがありました。

 

〈資料蒐集〉型

 研究はまず、資料の蒐集と整理から。整理して目録としてまとめ、今後の研究基盤を作っていきます。冊子などにしてまとめることも可能です。

 

〈資料解読〉型

 小波日記研究会の「巖谷小波日記 翻刻と注釈」がおなじみですね。古い手書き資料などを解読して活字に起こす、研究者自身だけでなく、その研究領域全体にとっても非常に有益な作業です。外部からの注目度も高いです。

 

〈読書会〉型

 読書会で、発表や意見交換を行います。センター構成員を対象とした公募ですので、同じ授業を履修していない院生や、院生以外の構成員の方々と交流する好機です。

 

〈勉強会〉型

 授業とは別に、先生のご指導を仰ぎながら勉強会をしたり、外部から専門家を招いたりします。

 

〈各自でテーマ設定〉型

 共通の目標や研究領域で、それぞれに定めたテーマに基づき研究を進めていきます。仲間がいるので、ブレずに目標達成に近づくことができます。研究成果を論文や研究ノートにしてまとめ、冊子を作成したり、『センター論文集』に投稿したりする団体もあります。

 

 プロジェクトの性格により支援内容は異なりますが、資料の所蔵館までの交通費の一部や、資料のコピー代、冊子の印刷・製本費、また、外部から講師をお招きする場合は講師料などが、プロジェクト活動として支援されます。

 

(番外編)

 プロジェクトのように仲間を集めて行うのではなく、個人として文章修行をしたいと考える方もいらっしゃるかもしれませんね。書式などは気にせず、短めの文章を書いて、書いて、書きまくる! 書評や展覧会評など、とにかくたくさん書いて発信力と表現力を養いたいという方は、センターブログをご利用ください。

 

センターは、皆さまの「やってみよう!」を応援しています。

 

※この記事は、『センター報』第36号(20097月発行)の「プロジェクトで、こんなこともできる!」(当時のプロジェクト担当者による記事)をもとに作成いたしました。

 

(センター助手)