今年は、『赤毛のアン』の作者ルーシー・モード・モンゴメリ(1874~1942)の生誕140年。「村岡花子と『赤毛のアン』世界展」(於、弥生美術館)などの各種展示会が企画されたり、テレビでは村岡恵理氏(村岡花子氏の孫)の著書「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」を原案としたNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』が放送されたりと、アンをめぐる物語はいっそう脚光を浴びています。
そんな中、6月1日付の東京新聞のサンデー版大図解シリーズでモンゴメリが取り上げられました。記事の監修にあたられたのは、センター長のS先生です。見開きを使ったオールカラーの紙面には、モンゴメリの生涯や、モンゴメリとアンの共通点や、プリンスエドワード島の様子などが、美しいイラストや写真とともに紹介されています。作者と、作品と、作品を生んだ土壌――そんな『赤毛のアン』の三位一体性を俯瞰できる、うれしい資料です。
当該資料は児童文化研究センターの外に掲示してあります。モンゴメリと『赤毛のアン』をとりまく世界を、分かりやすく、見やすく、鮮やかに図解した紙面をぜひご覧ください。